2010年9月3日金曜日

9月3日

2010年9月3日(金)09時LCT(9月3日05時JST)
位置南緯17.2度西経179.7度。天候晴・。風向南東。風速15ノット。波高1.5m。気温29度。気圧1017mb。針路190度。速力5.5ノット(6ノット)。タックポート。メイン2ポイントジブストーム。エンジン1950rpm。乗員健康。
状況:昨日は最悪の天候でした。南東20ノット。波高3m。全天、雲に覆われ、雨雲が定期的に通過。そのたびに驟雨で、ずぶ濡れ。スコールが近づいて来るのが判るけれど次から次へと来るので逃げようが無い。そのまま、突っ込んでいきます。そして、波も、南東からと北東から来て二つが重なり合ったところに三角波が立ち、それに突っ込むと海水がコクピットまで入ってきます。夕方、ようやく、明るくなり、スコール帯を通過した模様。でも、全天雲に覆われている状況が続く。ヴィチレヴ島スバ港に入港するためには、ヴィチレヴ島から150マイル東のリーフ帯を通過しなければならず、ミッドナイトの通過になるため、灯台のあるワランギララ島とヘモレルクリーフとの間を通過する計画。真横からの高波で針路が定まらない中、幸運にも南西の水平線の雲がきれていて、ビーナス(金星)と南十字星だけが輝いています。「サザンクロス」を見守ってくれているように思えました。南十字星を横にビーナスを船首目標に一路ワランギララ島の灯台を目指します。しかし、なかなか灯りが見えてきません。タヒチヌイのヴィーナス岬灯台は光芒(水平線より下の灯台から漏れる明かり)が見えてきたのに。そのうちに、南十字星もビーナスも水平線に沈み、暗闇の中、GPSの位置を海図に落としながら、接近。「ひょっとして、消灯しているかも」の予感が的中。灯りは見えず。何とか、ミッドナイトにリーフを通過しました。次の難関は、ヴィチレヴ島の50マイル東のナイライ島とガウ島です。北側の水路は島はありますが、海図には灯台が記載されているので北回りを計画していましたが、今夜のミッドナイトを通過になり、昨夜よりもっと狭い水路を抜けなければならないため、もし、昨夜と同様に消灯していれば、危険と判断し、波も収まってきたのと、エンジンも使用し速力アップも期待できるので、スバまで約20マイル距離が延びるのですが、計画を変更しガウ島の南を迂回することにしました。安全優先。明日の明るいうちにスバ港に入港できるでしょう。まだ、なにが起こるかかりませんが。さて、昨日の昼食は、荒天のため、ビールとピーナッツと豆乳フレーク、缶詰フルーツ。(いつもと同じパターン?)夕食はコンビーフ玉葱入りチャーハン、かつおぶし付き。今日の朝食は野菜入り札幌ラーメンでした。

0 件のコメント:

コメントを投稿