2016年12月31日土曜日

2017年01月01日(日):サザンクロスの夢航海2017

2017年01月01日(日) : 明けましておめでとうございます。
 一昨年は四国一周、昨年は九州一周。
 本年は東西の振り子航海を計画しています。第1レグは大阪⇒志摩(5月上旬)。第2レグは志摩⇒東京⇒神奈川真鶴(5月中旬)。第3レグは真鶴⇒大阪(5月下旬)。第4レグは大阪⇒博多(6月上旬)。第5レグは博多⇒釜山⇒博多(6月中下旬)。第6レグは博多⇒大阪(7月上旬)。第1から第3レグは菱垣廻船の風待ち港をたどる航海に、第4レグは北前船の汐待港をたどる航海に、第5から第6レグは朝鮮通信使の航跡をたどる航海です。第5レグは未体験の航路でしかも外国航海で出入国手続きが必要になります。寄港地では、史跡の探索を楽しみにしています(居酒屋さんも)。3月中に、寄港地や航海スケジュールを掲載します。
 一方、8mセーリングヨット『北斗』(型式リベッチオ)です。神奈川真鶴ヨットハーバーをベースポートにして、真鶴岬のアフタヌーンクルーズや初島への日帰りクルーズ、伊豆大島、三浦半島への一泊クルーズを楽しんでいます。今夏は、西伊豆の諸港や2012年夏にサザンクロスで訪れた式根島を再訪してみたいと考えています。
 問い合わせは、090-3617-4455。Cメールで。

2016年8月18日木曜日

2016年08月18日(木):黒潮クルーズ2016の記録


往航:07月28日~31日(3泊4日)
07月28日(木):大阪北港⇒串本港

 往航のメンバーは5人。12時に西九条集合。昼食後、バスで北港マリーナへ。給水後、16時30分に北港を出港。進路は南西。風は西。18時関空を通過。着陸便が引きも切らず。21時30分同行船の船尾灯を見ながら加太瀬戸を通過。2人4時間当直体制。
関空に着陸する旅客機


07月29日(金):大阪北港⇒串本港。串本港⇒真鶴港

深夜、紀伊日御通過。05時白浜の夜景が見える。串本まで余裕があるので白良浜の様子見。早朝のためか誰もいない。千畳敷沖を2時間帆走。風弱く機帆走に。13時潮岬通過。順調な航海。14時串本港入港。

夜明け前の白浜白良浜
スーパーで食料購入。16時串本温泉入浴。夕食は居酒屋。新鮮な海の幸を堪能して、20時串本港を出港。伊豆半島石廊崎を目指す。一昼夜半の航海が始まる。月の出が遅いので夏の夜空が美しい。天の川に白鳥が飛び、織姫星、彦星も輝く。南の空にはさそり。


07月30日(土):串本港⇒真鶴港

陸岸から遠く離れているのに、石廊崎と潮岬を結ぶ航路に沿って航行しているため、行き会い船、追い越し船を多く見る。夜の航海では、白灯、赤灯、緑灯が美しい(?)。23時30分石廊崎を通過。

海原の夕焼け


07月31日(日):串本港⇒真鶴港
 相模湾に入り向かい潮のためか船足が伸びない。06時伊豆高原沖を通過。初島付近で伊豆諸島クルーズに向かう真鶴ヨットオーナーズクラブ所属のシャイボーイと出会う。初島からは富士山が箱根連山の向こうに見える。09時真鶴港に入港。

頭を雲の上に出す富士山

黒潮クルーズ往航の印象は、①良く走りました。②洋上の星空は最高に綺麗。です


黒潮クルーズ復航:08月07日~13日(6泊7日)
08月07日(日):真鶴港⇒伊良湖港

 真鶴港に停泊中は、4日(木)午後に熱海沖までのクルーズ。5日(金)午後に真鶴沖をクルーズ。また、5日夜は熱海の花火を洋上から見物。楽しい時を過ごしました。
 黒潮クルーズの復航は往航と違って、夜は港での停泊を計画。ところが台風5号が接近しており、深夜の出港を早め、16時30分に真鶴港を出港。次港の御前崎港を伊良湖港に変更し台風から離れることに。出港後、3ポイントリーフのメインセイルを揚げ機帆走。東からのうねりにローリングしながら伊豆半島東海岸を南下。18時30分川奈沖。日没後、神子元島灯台の灯りを目標に進む。神子元島を回り、進路を西に。22時30分石廊崎を通過。追い風、追い波の中、船速は8ノットを越えることも。駿河湾沖を航行中に北の方角に灯りが2つ。夜明けにそれが富士山の5合目と8合目の宿舎の灯りとわかる。

真鶴港を出港

08月08日(月):真鶴港⇒伊良湖港
03時御前崎沖を通過、07時浜名湖沖を通過、伊良湖水道を目指す。渥美半島に近づくと、水深が浅くなり波が高くなる。追い越して行った内航船の進路を追い、伊良湖岬を大きく回って伊良湖水道に進入する。想像していたよりも神島が近くに見える。13時伊良湖港に入港。とりあえず、漁協バースに係留しその指示を待つ。フェリーターミナルで昼食。伊良湖岬灯台を見に行く。公共ビジターバース(浮桟橋)に移動、係留。高速船と港内侵入波に備えて出船左舷着けで。防波堤の東側がビーチ。その背後にホテル。ホテルの3階に浴場があり日帰り入浴ができる。浴場の休憩室から『サザンクロス』が見える。ホテルの隣の民宿『たわらや』で夕食を頂く。おおあさり焼きが美味。

伊良湖岬灯台と伊勢湾マーチス


伊良湖港ビジターバース係留中のサザンクロス

08月09日(火):伊良湖港⇒菅島港
御前崎港を抜港し、一日の余裕が出たので、次港を鳥羽の菅島港に。民宿『なこら』に連絡し、宿泊と係留場所を確保する。北西の風が収まるのを待ち、10時出港。しかし、伊良水道付近は風の通り道のようで弱まったとは感じられない。神島に向かう。神島と菅島を寄港にした理由は「日本の灯台50選」に選ばれている灯台があること。11時30分神島港入港。高速船の浮桟橋は緊急用に常時バースを確保しておく必要があるとのことで、漁が休みで魚の陸揚げのない漁港岸壁に係留。上陸。洗濯場、八代神社、神島灯台を順に巡る。やはり『潮騒』の島です。三島由由紀夫が1か月泊まった寺田家が残っていました。風情ある風景でした。昼食後、14時出港、菅島へ。神島と菅島の間には岩礁があり、南に流されないように注意しながら答志島と菅島の間の菅島水道に向かう。15時菅島入港。埋立地の浮桟橋に係留。夕食まで時間があるので菅島灯台へ。遊歩道が整備されている。防波堤にはわかめが干されている。夕食は魚料理。「また今夜も飲まずにいられない。」

神島灯台から伊良湖水道を望む



菅島埋立地浮桟橋に係留中のサザンクロス

08月10日(水):菅島港⇒九鬼港
08時出港。菅島を時計回りに回り、志摩の東海岸に沿って大王崎に向かう。車では何回か走ったところだが海路では初めて。石鏡、相差、安乗の風景を楽しむ。大王埼を回り、左舷側に緑、右舷側に赤の標識をたどり布施田水道を通過。針路を三木港に向ける。途中、グーグル地図写真に九鬼港でヨットが係留している浮桟橋を見つけ予定を変更し、17時に九鬼港に入港する。天然の良港であるばかりか木々の緑が水に映り風情もいい。(ただし、風呂やなし、居酒屋なし。夜になると灯りがないので星が綺麗。)九木神社、岬神社に参詣し町に下る。過疎化が進んでいるらしく人の気配がない家が多い。夕食は艇内で中華丼。

布施田水道


九鬼港浮桟橋に係留中のサザンクロス

08月11日(木):九鬼港⇒串本港
06時出港。三木港の浮桟橋も係留できることを確認。三重の海岸線に沿って南下。景観が素晴らしい。切り立った岩壁が鬼ヶ城まで続く。鬼ヶ城から先は熊野の七里御浜の砂の海岸が続く。2時間帆走を試みたが風が弱く機帆走に。勝浦に向かう。勝浦港では漁港に泊め、昼食は中華定食。16時串本港に入港。防波堤に係留。串本から2名が合流し4名に。テレビ「路線バスの旅」で放映された居酒屋『てんません』で夕食。

九鬼鬼ヶ城間の景勝


宇久井港沖の岩礁

08月12日(金):串本港⇒日高町方杭港
06時出港。串本と大島を繋ぐ橋を通過、セイルを揚げる。強い黒潮もなく無事潮岬を通過。風もよくフルセイルで帆走。途中、白良浜に寄る。往航と違いビーチパラソルの花園。夏真っ盛り。紀伊日御碕を回り、由良沖の大防波堤の赤灯台を右に見て方杭港へ。北斗の真鶴廻航でも一晩横着けさせていただいた「栄丸」に係留。方杭の「満ち潮の湯」に。『サザンクロス』を眺めながら露天風呂に浸かる。気分は最高。

潮岬灯台

南紀白浜白良浜

08月13日(土):方杭港⇒大阪北港
06時出港。白崎、和歌山マリーナシティー、加太瀬戸を通過し、大阪湾に入る。関空を通過する頃から次第に海の色が茶色になってくる。大阪港に入って、時空館、海遊館を通過し、夢舞大橋下を通って14時30分マリーナに到着。
 今年の黒潮クルーズは往航も復航も、風の弱い日が多かったが、一度も雨に会わず、極上のクルーズを楽しみました。
 来年は北海道クルーズを計画していますが、気象の状況、クルーズの時期、避難港の状況など解決しなければならない課題があります。



2016年6月17日金曜日

2016年06月17日(金):黒潮クルーズの航海スケジュールです。

黒潮クルーズ(大阪⇒神奈川真鶴⇒大阪)の航海スケジュールは次のとおりです。天候等により日程や寄港地の変更があります。
乗艇を希望される方は中路携帯090-3617-4455までCメールでご連絡ください。

◎ 往路
7月28日(木)17時 大阪北港出港。
7月29日(金)15時 和歌山串本入港。
7月30日(土)00時 串本出港。
7月31日(日)16時 神奈川真鶴入港。
◎ 復路
8月08日(月)00時 真鶴出港。
8月08日(月)14時 御前崎入港。
8月09日(火)00時 御前崎出港。
8月09日(火)14時 伊良湖入港。
8月10日(水)06時 伊良湖出港。
8月10日(水)15時 安乗入港。
8月11日(木)00時 安乗出港。
8月11日(木)16時 串本入港。
8月12日(金)04時 串本出港。
8月12日(金)16時 紀伊由良入港。
8月13日(土)06時 紀伊由良出港。
8月13日(土)16時 大阪北港入港。

2016年6月7日火曜日

2016年06月07日(火):九州一周・五島クルーズを無事終了しました。


2016年05月28日(土):長崎出島泊
 07時長崎大波止着。ネットで購入したイワタニ焼肉大将をサザンクロスに搬入。朝食後、長崎駅に。「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」構成遺産をできる限り回るため駅前レンタカーでレンタル。09時30分、長崎に転勤になった宝酒造のKさん夫妻とともに出発。①出津教会堂と関連施設②大野教会③浦上天主堂④中町教会堂を巡礼。昼食は「銅八銭」でトルコライス(写真①)。15時240リットル給油後、⑤オランダ坂を上り大浦天主堂(写真②)へ。夕食は、Kさんのヨット仲間とサザンクロスで早速焼肉パ^-ティー。
写真①「銅八銭」のトルコライス
写真②大浦天主堂

2016年05月29日(日):長崎出島⇒上甑島
 06時起床。Kさんの見送りを受けて出港。視界が悪い。GPS画像をレーダーの画像で確認しつつ里港に接近。16時里港のホテル甑島館の前の浮桟橋に係留。夕暮れ前の時間を利用してレンタカーで島内見学。長目の浜(写真①)、甑島の謂れとなった大岩がご神体の甑大明神(写真②)、鹿の子大橋を通って中甑島へ。緑が豊かな島々です。平良港にて折り返し里へ。里はトンボロ(砂洲)の上の町。(オーストラリアのホワイトサンドビーチも同じ砂洲上の街)。
写真①長目の浜。遠くトンボロ上の里の町
写真②甑大明神(右半分が崩壊したよう)

2016年05月30日(月):上甑島⇒屋久島
 00時出港。野間岬、坊の岬、硫黄島(写真①)と竹島との間を通過。北からの風を受けて快走。濃紺色の海。15時屋久島宮之浦港に入港。7年前の奄美クルーズの時と同じ泊地に係留(写真②)。港外は波が高いが泊地は鏡の海面。田代別館で入浴。スーパーAコープで夕食と翌日の朝食と昼食を購入。夕食はサザンクロスのコクピットで。
写真①硫黄島
写真②宮之浦港

2016年05月31日(火):屋久島停泊
 08時20分宮之浦港発のバスで白谷雲水峡へ。(同乗者は縄文杉へ。)2009年の奄美大島クルーズでは、弥生杉コースのみだったので、今回は「白谷雲水峡案内図」とカメラを片手に奉行杉コースと太鼓橋往復コースを4時間かけて歩く。三本槍杉で猿の家族(写真①)が私の前後を山から谷へと移動して行く。苔むす森で記念撮影(写真②)。もののけ姫の森だそうです。夜航海に備えて夕食に焼肉を食べ、20時宮之浦港を出港。山口周防大島安下庄へ向かう。
写真① 子ザル
写真②苔むす森

2016年06月01日(水):屋久島⇒山口県周防大島
 00時種子島の西にある馬毛島の西を通過。都井岬に針路を向ける。07時都井岬通過(写真①)。野生馬は確認できず。鶴御崎に針路を向ける。23時鶴御崎を通過。
写真① 都井岬

2016年06月02日(木):屋久島⇒愛媛県今治
 01時、風は北、潮も南の中、水の子島灯台の南を通過。豊後水道を航行する船舶の間を縫って愛媛県側の日振島に接近。佐田岬半島の南に入り夜明けを待つ。05時速吸瀬戸を通過(写真①)。北の風が続き、安下庄入港を断念。今治を目指す。松山沖で松山城を探すが結局わからす。16時30分に来島海峡(写真②)を通過。17時今治港入港。夕食は「みよし」で。スナック「メランコリー」にも。
写真①速吸瀬戸の佐田岬

写真②来島海峡

2016年06月03日(金):今治⇒本島
 朝食は05時から開いている喫茶「マリン」にてモーニング。08時出港。往路よりも南側の四国に沿ったコースを選ぶ。ヨット「RIKI」が仁尾マリーナに停泊しているので仁尾マリーナでの1泊を検討したがメンバーの到着が深夜になるとのことで、予定通り本島を目指す。途中、粟島、志々島の港内事情をチェック。丸亀市の向こうに金毘羅山が見える(写真①)。強い西流の中、備讃瀬戸南航路と北航路を横断(写真②)して水島航路に。18時本島笠島漁港浮桟橋に係留。最後の夕食は豚肉とキャベツの蒸し煮。
写真① 金毘羅山

写真②備讃瀬戸大橋


2016年06月04日(土):本島⇒小豆島琴塚
 05時笠島漁協のTさんから握り飯とおかずなどの差し入れを受け、出港。大槌島の南、栢島の南を通過。男木島灯台(この灯台も「喜びも・・・」の舞台。)(写真①)を遠望しつつ、初めて通る直島諸島の井島と豊島の間の水路を北上する。団子の瀬の南側を小豆手振島に向かう。葛島と手振島の間の水路も初めて通過する水路。手振島のトンボロ(写真②)を間近で見る。11時小豆島琴塚の岡崎造船に到着。ここで第3レグを終了する。
 04月29日に大阪をでて06月04日までの37日間のクルーズでした。ご意見は、090-3617-4455宛てCメールで。
写真① 男木島灯台

写真② 手振島のトンボリ





2016年5月26日木曜日

2016年05月26日(木):長崎出島マリーナに着きました。




2016年05月14日(土):長崎ハウステンボスハーバー⇒五島中通島 奈良尾港
                                       

 08時15分、大阪から夜行バスでハウステンボスに到着。10時出港。小潮の針尾瀬戸(写真①)を連れ潮で通過。佐世保湾に錨泊中の自衛艦を右舷に見つつ五島灘に。黒島教会の建つ黒島へ向かう。漁協桟橋に許可を得て一時係留(写真②)。レンタサイクルはすべて貸し出されており徒歩で黒島教会(写真③)へ。13時30分黒島港出港。翌日から天候が崩れる予報を受けて目的港を宇久島から中通島奈良尾港に変更する。平島の北を通過し中通島に沿って南下する。17時奈良尾港入港。ジェットホイル桟橋の内側のスペースに係留(写真④)。期待していた温泉がこの3月で閉館。風呂は断念。夕食は徒歩10分の奈良尾神社近くのお食事処「ささや」にて。常連客のお姉さん4人組と「ささや」内のカラオケルームで懇親会。
写真①針尾瀬戸



写真②黒島港漁協桟橋に係留しているサザンクロス

写真③黒嶋教会
写真④奈良尾港に停泊しているサザンクロス


2016年05月15日(日):奈良尾港停泊:中通島の教会巡礼。

 08時30分「奈良尾レンタカー」から軽自動車をレンタル。この日は青方から北の中通島の協会を巡礼。青方教会から順に北への巡礼。正統的な様式意匠が特徴的な煉瓦造りの教会堂青砂ヶ浦天主堂。北端の津和崎展望台(写真①)では小値賀島、野崎島、宇久島を展望。視程短く、対馬は望めず。帰路、ホテル「マルゲリータ」の温泉に入浴。昼食は同じ施設のレストランで麺の代わりにごはんが添えてあるイタリアンライス。午後は五島石を用いた塀が続く赤尾集落を通り、頭ヶ島で産出した砂岩を積み上げて造られた全国でも珍しい石造りの教会堂頭ヶ島天主堂に巡礼。潮合埼沖で転覆した自ら管理する帆船ワイルウェフ号の乗員に祈りをささげている姿の坂本龍馬の像(写真②)を見る。夕食は奈良尾港に入港してきた「アクトレス」のNさん夫妻と焼肉。「イワタニ炉端大将」は便利。[巡礼教会数13]



写真①中通島最北端追加津和崎灯台


写真②坂本龍馬像



2016年05月16日(月):奈良尾港停泊:中通島若松島有福島の教会巡礼

 08時出発。中通島の東海岸を北上。浜串教会近くの岩場に建つ希望の聖母像(写真①)を拝む。昼食は有川の竹酔亭本店で特製うどん。午後は中通島の西海岸を南下。若松大橋を渡り大平教会(写真②)へ。長い長い山道でした。夕食はNさん夫妻とちゃんこ鍋。[巡礼教会数17]

写真①希望の聖母像

写真②大平教会

2016年05月17日(火):奈良尾港⇒奈留島奈留港⇒男女群島

 06時奈良尾港出港。海からしか拝めない若松島南端のキリシタン洞窟のマリア像(写真①)を参拝。08時30分奈留港入港。Fさんに係留綱を取っていただき浮桟橋に係留(写真②)。早速、Fさんの案内で教会建築の名工鉄川与助の代表作であり木造教会として完成度の高い江上天主堂を巡礼。昼食は「もり食堂」で旬のムラサキウニ丼。午後は奈留高校正門横にあるユーミンの歌碑、奈留教会、城岳展望台を巡る。天候が安定しているので第3レグに予定していた男女群島へ行くことにする。男女群島女島灯台は映画「喜びも悲しみも幾年月」の舞台で主題歌の3番の歌詞「離れ小島に・・・」の島です。海を旅する私にとって感謝の気持ちを持って訪れたい灯台です。18時出港。夕闇が迫る福江島の東岸を南下。イカ釣り船が進路に点在する。大瀬崎灯台の灯りがいつまでも見送っている。[巡礼教会数3]

写真①キリシタン洞窟のマリア像
写真②奈留港に停泊しているサザンクロス

2016年05月18日(水):男女群島⇒嵯峨島⇒奈留港

 04時30分男女群島女島に到着。山影から灯台の灯りが見える。日出後の05時30分灯台を確認(写真①)。男女群島の東海岸に沿って北上。切り立った断崖が続く。福江島大瀬崎を目指す。12時30分大瀬崎灯台通過。14時嵯峨島入港。定期船桟橋に係留(写真②)。嵯峨教会に巡礼。14時30分嵯峨島出港。福江島の西海岸を北上し姫島沖を通過。17時奈留瀬戸を航行する。逆潮で船速が2ノットになるときも。Fさんがモーターボートで出迎えに来てくれる。18時奈留港入港。24時間のクルーズを終える。夕食は「光大」で焼肉。[巡礼教会数1]
写真①男女群島女島灯台
写真②嵯峨島浮桟橋に係留しているサザンクロス


2016年05月19日(木):奈留港停泊:福江島の巡礼
 福江港に停泊できる場所がないので、福江島、久賀島の巡礼は奈留港を基地にフェリーと高速船で福江島を往復する。06時35分奈留港発、07時20分福江港着。徒歩で、明人堂、福江教会に。08時30分「観光レンタカー」の軽自動車を借りる。最初の行先は鬼岳山頂(写真①)。山頂でコンビニ弁当の朝食。カラスが多い。次いで鬼岳の溶岩でできた鐙瀬溶岩海岸へ。福江島を時計回りで一周するように巡礼。前日に沖合を通過した大瀬崎(写真②)を展望台から見る。玉之浦へ。ここも映画「喜びも・・・」の舞台で、「チャンココ」祭りのシーンを思い出す。昼食はコンビニで買ったサンドイッチを車中で。戸岐大橋を渡り、福江市内へ。17時15分発のフェリーで奈留港へ戻る。夕食は「みかん屋」で特製長崎ちゃんぽん。[巡礼教会数13]

写真①鬼岳山頂
写真②大瀬崎灯台


2016年05月20日(金):奈留港停泊:久賀島の巡礼
 前日と同じ06時35分奈留港発フェリーオーシャン。07時20分福江港着。福江城跡、武家屋敷通りを散策。09時10分福江港発高速船シーガルに乗船。「シーガル」の船室から水中が見えるグラスボート。09時30分久賀島田ノ浦港着。「久賀島レンタカー」職員と待ち合わせ、久賀にある事務所で電気自動車に乗車。早速、陸路で五輪へ。次のすれ違い場所まで何百メートルといった表示が続く山道を警笛を鳴らしながら走り抜け、ようやく五輪にたどり着く(写真①)。帰路も同じ道。二度と通りたくないと思える道。亀河原つばき原始林へはレンタカー会社の職員の方の運転で。この道もすれ違い困難な山道。つばきの時期は電話でやり取りして通行しているとのこと。12時30分田ノ浦港発。12時50分福江港着。昼食は五島牛。午後「五島観光歴史資料館」を見学。15時55分福江発高速船ニューたいよう。16時25分奈留港着。奈留島での心残り、陸上からの千畳敷見学をFさんに案内していただく。夕食はFさんに用意していただいたもつ鍋。Fさんの友達2人も交えて歓談。五島教会制覇のカバーの刺身盛り合わせを賞味する。(写真②)。奈留島での最後の夜が更ける。[巡礼教会数4]
写真①五輪集落

写真②祝五島教会巡礼完了

2016年05月21日(土):奈留港⇒小値賀島⇒野崎島⇒宇久島
 06時出港。連れ潮で奈留瀬戸を抜ける。出口で思わぬ三角波に遭遇。海底の地形によるものなのか風によるものなのか定かでないが「北斗(26フィート)」ならば危険と思う。有福島、日島、若松島、中通島の沖を北東に進み小値賀島へ。11時小値賀港に入港。漁協の方の承諾を得て漁協桟橋に係留。小値賀教会を聞きながら探し出す。12時小値賀港出港。12時45分野崎島野首港に入港。港といっても砂浜に防波堤が一本あるだけ。運よく北東の風でブランケットであったので防波堤に係留(写真①)。急いで、旧野首教会を巡礼。(野崎島に上陸するためには事前に連絡が必要)鹿たちがこちらを見ている。13時15分野首港出港。五島列島最後の寄港地になった宇久島に。14時事前に予約してあった宇久島海の駅に係留(写真②)。観光協会から「ウクシーパークホテル」に入浴の連絡をしていただく。自転車を借り、島の東端にある長崎鼻灯台、北端にある対馬埼灯台に行く。途中黒毛牛に会う(写真③)。ホテルは高台にあり(写真④)眼下に五島灘が広がり、浴場からも朝日が拝める。町に出るとスーパーにはウニ瓶が売られている。これからが旬だ。夕食は居酒屋「零」で。黒霧島。[巡礼教会数2]:五島列島巡礼教会数合計53
写真①野崎島野首港に停泊しているサザンクロス



写真②宇久海の駅に停泊しているサザンクロス

写真③放牧されている五島牛



写真④ウクシーパークホテル


2016年05月22日(日):宇久島⇒長崎出島マリーナ
 06時出港。北東の8m/sec風を受け、7ノットで快走。平戸島を過ぎたあたりから風が落ち機帆走となる。平島を通過する。五島列島をほぼ一周(小値賀島、宇久島は寄港)したことになる。15時長崎港に到着。長崎出島マリーナに係留(写真①)。後片付け、帰り支度をし、中華街へ(写真②)。夕食は「江山楼」。第2レグの無事完走を祝す。
写真①長崎出島マリーナに係留しているサザンクロス

写真②長崎中華街