2022年5月21日土曜日

2022年05月21日:海わたる風~咸臨丸:第4レグ(徳島⇒大阪⇒八丈島⇒真鶴⇒清水⇒真鶴)

🔵 小笠原を目指したが低気圧の連続通過で断念、来夏に延期し八丈島までの南下となった。 ●4月28日(木)05時徳島を出港、14時大阪北港に入港。見送りの方々の利便性を考えました。 ●4月29日(金)09時、雨の中多くの方々の見送りを受けた。サザンクロスのコクピットで出港式。花束を送られた。定刻の10時に離桟橋。北の風を受けてメイン3ポイントスターボードタックで加太瀬戸に向かう。深日港沖に達すると風向が南に急変、竜巻が現れるほどの吹き出した。メインを降ろす。ファーラーに巻いていたジブセイルが風を孕みするめ状態になる。風向が西に変わる。関西空港の東側に回り込み、ジブファーラーを回してセイルを巻込みスピンハリヤードで固縛。20時30分和歌山マリーナシティーに緊急入港した。21時最終入場の黒潮温泉で温まることができた。 ●4月30日(土)07時、ジブセイルを解き、再度丁寧に巻き込みスピンハリヤードで固縛。インナーフォアステイにストームジブをセットする。軽油を補給し、09時30分マリーナシティを出港した。晴。日御碕を通過し、南南東に向かう。波が高く揺れが激しくなり、すさみへの避難を決める。夜間入港の恐れがあったが、昨年11月樽廻船航海の入港経験があった。幸い18時にすさみ港の岸壁に係留した。前回入港時に入店した『しのぶ』で夕食。 ●5月01日(日)、雨天のため出港取りやめ。小笠原の北に前線が居座り低気圧がいくつも移動している状12時況のため、次港を八丈島八重根漁港とした。 ●5月02日(月)、06時すさみ港を出港。晴。南西の軽風。22時30分、風が止まり、北に回り、吹き出す。22ノットを記録。プリベンダーがなければワイルドジャイブのケースでした。左舷側のプリベンダーを徐々に緩めポートタックにブームを回す。 ●5月03日(火)、12時に八丈島八重根漁港の防波堤に係留。小笠原父島二見港まで400マイル、3日の航程であるが、明後日から荒天が続くと予想されるので、明日まで様子を見ることとして、レンタカーを翌日の17時まで借りて、八丈島の観光を計画する。今日の午後は八丈富士ふれあい牧場からの眺望を楽しむ。今夜の宿は『そこど荘』、夕食は、『大吉丸』。定番は島寿司と島流し。 ●5月04日(水)、服部屋敷、浦見の滝、藍ヶ江港、みはらしの湯、八丈島歴史民俗資料館(咸臨丸と八丈島のかかわりを示す書籍の閲覧)を見学。夕食は『瑚庵』。明後日から荒天が予想されるため、小笠原行きは来年に延期し、真鶴に向かうことにする。 ●5月05日(木)、08時出港、晴。風弱い。群青色の海を進む。24時、神津島と式根島の間を抜ける。黒潮をまともに受ける。 ●5月06日(金)、初島沖、富士山が美しい。10時、故郷真鶴港入港。大阪からの乗員5名、解散。 ●5月09日(月)、第4レグ寄港地の清水港へ向かう。火は荒天、水木は富士山羽衣マリーナが休み、金は荒天。15日には行事が予定されているので本日移動とした。75マイル。05時真鶴出港。晴、北風。稲取通過後風が強まる。スターボードタックのままでは爪木崎をかわせないので、爪木崎に近づけて風に立ててセイルを降ろした。機走で爪木埼をかわし、陸岸に沿って石廊崎を通過する。駿河湾に入ると鏡のような海面に変わる。以前海岸から見た千貫門を今日は海側から見る。15時、富士山羽衣マリーナに着桟。下船。 ●5月15日(日)、09時、横断幕を張り、マリーナ支配人と共に記念撮影。10時、惨殺された咸臨丸乗組員を弔った『壮士の墓』に次郎長を知る会代行と共にお参りする。その後、次郎長の墓のある梅蔭禅寺に行きお参りする。 ●5月16日(月)、07時清水港出港、鏡の海面。再び千貫門を見て、14時下田港マリーナに着桟。雨。風呂は『昭和湯』、夕食は『成翠園』。 ●5月17日(火)、06時下田港を出港。城ケ崎海岸の一角にある『対島の滝』に接近。海に落ちる滝です。珍しい必見の滝です。12時真鶴港入港着岸。第4レグを終了した。 🔵 第5レグ(真鶴⇒浦賀⇒東京⇒寒風沢⇒石巻⇒函館)は、5月27日08時真鶴出港、6月12日10時函館入港、です。 🔵 ブログの更新は6月20日頃を予定しています。