2010年10月18日月曜日

10月18日

2010年10月18日(月)8時LCT(5時JST):ワンガレイ・タウンベイスンマリーナ
状況:昨日、12時45分、検疫官がこられました。検疫官も親切な方で、チェック項目をひとつづつゆっくりと説明し、食料品は生もの以外すべて「ノープロブレム」。回収は生ハム1パックのみ。13時終了。Q旗を降ろして、タウンベースンマリーナへ向けて離桟。昼食にビスケットと缶スープを食べながらの3時間の航海。低気圧の風が強く、ブローで30ノットを超え、タウンベースンマリーナでの着桟操船ができる心配しましたが、直前で収まり、16時、タウウベースンマリーナに係留しました。船内を片付けてマリーナオフィスに行きましたが、閉まっており、手続きは翌日にすることにして、とりあえず夕食と朝食の買い物。スーパーマーケットパーキンセイブ内にATM機があることを聞き、パーキンセイブに。買い物を終え、船に戻るとマリーナからのウェルカムメッセージとともに、キーがありました。これで、オフィス内のシャワー(温水6分1ドル)、洗濯(1回2ドル)、トイレ、洗面所(温水)を24時間使用できるようになりました。まずは、シャワーを浴びひげをそりました。夕食はステーキ、セロリ、ポテトサラダ2品。それに、ワイン。第5次航ヌーメア〜ワンガレイの航海の無事を祝し、静かなタウンベースンで祝杯を上げました。
大阪出港が4月10日、三崎港出港が4月23日。「都おば・・・」ではないですが、10月17日、まだ冷たい春風の吹くワンガレイです。約6ヶ月の旅でした。大阪で、志摩で、真鶴で、三崎で、ハワイホノルルで、タヒチパペーテで、モーレア島で、タハア島で、ボラボラ島で、フィジースバで、ブンダで、ニューカレドニアヌーメアで、たくさんの方々にお会いし、助けていただきました。楽しい時を過ごすことができました。本当に、本当に、ありがとうございました。いつの日か再びお会いできることを楽しみにしています。一昨日のワンガレイ入港前夜は、南の水平線がよく晴れていて、逆さまになった沈まない南十字星を見ることができました。初めてでした。明け方には、南東の空に最後まで輝き、セイルボート「サザンクロス」を見守っていてくれました。1万マイルの航海で、「捨てないで来た夢」を実現できました。感謝しています。今後の予定は、今のところ、2月までに、「サザンクロス」の修理をして、3月にニュージーランドを出て、バヌアツ、ソロモン諸島、カロリン諸島、マーシャル諸島を経て5月に日本に戻ります。このブログは、適宜行いたいを思いますが、少なくとも月始めには一度は更新したいと思っています。長い間、ご覧いただきありがとうございました。これからも見てください。


6 件のコメント:

  1. ニュージ-ランド無事到着おめでとうございます、厳しい困難な航海に耐え抜く勇気、強固な意志誠に敬服いたします。一本指パソコン教室息子に指導されながら打っています、ご健康をお祈りします。

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  2. おめでとうございます。
    さいしょから、ずーーーっと
    見てました。毎日楽しみでした。

    困難もたくさんあったと思います。
    楽しいことも貴重な経験もいっぱい。
    本当におめでとうございます。

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  3. 無事の到着おめでとうございます。
    艇も傷んでいることと思います。
    お体ともども回復されるよう祈っています。
    一旦帰国はされないのでしょうか。
    また、オーストラリアには行かれないのですね。
    今後も応援しています。お元気で。

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  4. おお! 
    ブログ開けたら到着された!!
    とのことでびっくり!!! 
    でも、帰国まではまだまだなんですね。
    お月様のお話、光景が目に浮かび涙ぐんでしまいました。
    涙もろ~い最近ですから、すぐ感激しちゃいます。
    40年位前に、一人乗りディンギーに、生まれて初めて乗っけてもらい、風だけを受けて走り、風の音だけの静けさに感激したことを思い出しました。
    私にはあの位の冒険でじゅうぶん。
    すごいな~、あらためてほんとすごいな~
    まだまだ楽しみに読ませてもらいますよ。
    写真たくさんよろしく!!!

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  5. 無事到着おめでとうございます。夢の実現本当におめでとうございます。今後は、艇とお体の休養を十分にとられ、無事のご帰還をお祈りします。

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  6. 10/30 小○高20期同級会にて、○谷俊○君より、今回のクルージングの話の話が有りました。私は、4組の室伏(S.Muro)です。面識は無いと思います。私は、10年も前の話ですが、20数年間クォーター・トンのクルーでした。(NZ25:坪井ヨット。出資比率が異なりますが、同じグループ会社の社員5名が、友人つながりで共同購入したものです。静岡県沼津市の重須フリート所属で、駿河湾北西部での活動でした。) 私が、最も充実していたのは最初の2年半程度で、後は毎年の船底塗り替えや年末の清掃時に乗るくらいでした。会費を払うが、ボウフラ・ヨットマン以下の状態でした。しかし、いい思い出です。後悔はまったく有りません。 ○谷君より、激励してやってくれとのお話でしたので、このメールを送ります。 『あきらめない勇気だけではなく、戻る勇気も持って。』 荒天や諸事情で前に進むことが危険だと判断したときは、時を待つ勇気も忘れないで下さい。(出たのはいいが、何回もタックを繰り返しても、風上の岬を回ることが出来ず、疲れはてて帰港を諦め、最寄りの港に避難したことが何回か有ります。もちろん翌日出勤出来ず、上司から目玉をくらいました。) この航海が、無事に終われることを祈っています。

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