2021年9月21日火曜日

海わたる風~咸臨丸 長崎編 第1レグ(徳島⇒長崎)2021年07月10日~16日

・幕末の洋式帆船咸臨丸の寄港地を巡る航海を3年計画で始めました。初年度の今年は長崎港周辺の港を、来年度はサンフランシスコ港、ホノルル港を、来来年度は小笠原、関東、東北、北海道の港を寄港する計画です。

◎2021年07月10日(土)

・05時、徳島港ケンチョピア(5月に船籍港を大阪,

から徳島に変更)を出港。約一か月にわたる航海の始まり。港を出るとあたりは深い霧、視程200m。吉野川の水温と気温の違いが霧を生じさせるのか?GPSとレーダーの映像を確認しながら北に進む。2018年の北海道オホーツク海での航海を思い出す。ようやく見えてくるはずの撫養港口灯標を視認できた。その途端、今までの濃霧が嘘のように、小鳴門水道には霧がなく、すっきりと中瀬灯標や撫養橋を目視できた。安堵。無事に小鳴門を通峡。穏やかな播磨灘。通峡後、北西進し、地蔵埼灯台に向かう。豊島(てしま)、柏島、大槌島の南側を通過。岩黒島橋を通過し、15時、香川県丸亀市塩飽本島笠島漁港浮桟橋に係留した。島民の方々の歓迎を受ける。係留後、『咸臨丸~海わたる風』事業の開始を祝うセレモニーが行われた。夕食は『吾亦紅』。

(写真上は小鳴門大橋、写真下は笠島漁港浮桟橋にて)



◎2021年07月11日()・07時、笠島漁港を出港。出港時にはドローンによる空撮。広島、佐柳島、六島、高井神島の南側を通過し、13時に愛媛県今治港海の駅に係留。『喜助の湯』に入浴。夕食は海の駅近くの『割烹瀬戸』にて。

◎2021年07月12日(月)

・06時、今治港を出港。来島海峡小島波止浜間を通峡。舵取の鼻を回り、斎島、安居島、怒和島、片島、沖家宝島、下荷内島の南側を通過し、13時30分、山口県上関室津港海の駅に係留。『鳩子の湯』に入浴。コロナ禍のために昼食のみの営業で、仕方なく鳩子の湯でさつま揚げを購入し、夕食は『サザンクロス亭』にて。

(写真上は来島海峡大橋、写真下は室津港海の駅にて)

◎2021年07月13日(火)

・05時30分、室津港を出港。佐合島、牛島の南側を通過し、周防灘をひた走る。島影ははるか遠く、船影は近い。宇部港沖で本船航路を横切り、12時30分、福岡県新門司マリーナに係留。

(写真は新門司マリーナにて)

◎2021年07月14日(水)

・07時、関門海峡の潮流を考慮し新門司マリーナを出港。11時関門海峡の九州寄りを通峡。玄界灘は穏やか。夏の海は台風時を除けば穏やか。風はない。地ノ島の北側を筑前大島(宗像三女神の次女多岐津姫が祭られている)の南側を通過し、15時30分、福岡県小戸ヨットハーバーに係留。『ヒナタの杜小戸の湯どころ』に入浴。夕食は博多の街に出て。

(写真上は関門海峡大橋、写真下は小戸ヨットハーバーにて)

◎2021年07月15日(木)

・06時、博多港を出港。馬渡島の南側を通過し、平戸瀬戸へ。12時30分に長崎県平戸港海の駅に係留。『平戸海上ホテル温泉』に浸かり、海の駅から徒歩1分の『パンチョ』で夕食。

(写真上は平戸海の駅にて、写真下は『パンチョ』で頂いたビアグラスの中にテキーラを入れたシングルグラスを置いてビールを注いだテキーラのビール割)


◎2021年07月16日(金)

・05時、平戸港を出港。平戸大橋を通過し、黒島、池島、母子島の西側を通過し、13時に長崎出島海の駅に係留。『日栄湯』に入浴。夕食は、係留中のサザンクロスを見ながら『長崎出島ワーフ』のレストランにて。7日間350マイルの第1レグは平穏に終わりました。(写真は出島海の駅にて) 

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