2017年8月2日水曜日

2017年08月01日(火) 朝鮮通信使の足跡をたどる夢航海


【朝鮮通信使の足跡をたどる夢航海】

 風待ち港の航海を終えた10日後の6月8日、対馬から大阪までの朝鮮通信使の足跡をたどる航海に出ました。サザンクロスが訪れた朝鮮通信使が寄港した港は、長崎県対馬比田勝港、厳原港、壱岐勝本港、福岡県相島、地ノ島、下関港、上関港、下蒲刈島、鞆の浦港、牛窓港の10港です。

  第1レグは、大阪から博多までの8日間。

6月08日(木) 07時大阪北港出港。サザンクロスの補修を常にお願いしている小豆島琴塚岡崎造船に停泊。
明石海峡大橋を通過し播磨灘へ

6月09日(金) 備讃瀬戸大橋の東側で備讃瀬戸東航路を横断。備讃瀬戸南航路の南側を西進。仁尾リーナに停泊。深夜、一昨年のお遍路航海の途上に出会い仁尾マリーナに係留しているヨット『RIKI』の姉弟と再会。
備讃瀬戸大橋を通過
 
仁尾マリーナにて:『RIKI』と『サザンクロス』
6月10日(土) 備後灘を西航。海の駅弓削に停泊。『RIKI』姉弟と鍋を囲む。

 
6月11日(日) 03時出港。因島大橋を通過し、本土に沿って西航。女猫の瀬戸、音戸の瀬戸を通過し、安芸宮島マリーナに停泊。弥山に登り、厳島神社を参拝。
 
音戸の瀬戸に接近


厳島神社の大鳥居
6月12日(月) 広島湾を南下し、諸島水道を通過、周防大島安下庄に停泊。先輩や同級生に会う。居酒屋『政』で夕食。


諸島水道:左が都和地島、中央が諸島、右が情島
  
周防大島白木:平郡水道の見張り場

6月13日(火) 上関海峡を通過。周防灘を西航。関門の潮流が激しく、旧門司漁港に避泊。

周防大島白木:平郡水道の見張り場



関門海峡大橋の夜景

6月14日(水) 若松沖の白洲を迂回。地ノ島を覗いて筑前大島に停泊。沖ノ島遥拝所にて沖ノ島を遠望。世界遺産宗像中津宮を参拝。


地ノ島にて:絵が防波堤に描かれれていた
 
筑前大島宗像中津宮
筑前渡島沖ノ島遥拝所:ここから沖ノ島を遠望した
 

6月15日(木) 相島を覗き博多湾小戸ヨットハーバーに停泊。


博多小戸ヨットハーバーにて
 
昼食は、小戸YH近くの「井出ちゃんぽん」
のちゃんぽん麺
 

  第2レグは博多から対馬を一回りして博多に戻る7日間。

6月21日(水) 午後、博多入り。市内観光。

博多櫛田神社


博多町家ふるさと館にて:博多織の実演
 
6月22日(木) 06時博多を出港。玄界灘を西航。壱岐郷ノ浦浮桟橋に停泊。天照大神の妹をお祀りする月読神社、女嶽神社、男嶽神社を参拝。猿岩、左京鼻、はらほげ地蔵も。夕食はウニ丼。
猿岩


月読神社

6月23日(金) 対馬厳原に停泊。朝鮮通信使の宿泊地国分寺、宗家の居城桟原城跡を訪ねる。


厳原港にて


国分寺
6月24日() 対馬下島南西端豆酘(つつ)岬を回り、対馬西岸を北上し、浅茅(あそう)湾の美津島漁協桟橋に停泊。


美津島漁協浮桟橋:静穏な泊地


石屋根の倉庫:強風対策
 

6月25日(日) レンタカーで対馬上島をドライブ。

浅茅湾
対馬北島北端の釜山を望む展望台:韓国からの観光客大変多し
 
6月26日(月) 対馬を上島と下島に分けた万関瀬戸(戦前旧海軍が掘削した最小幅40mの水道)を往復し、対馬西岸を北上。対馬上島北西端棹尾岬を回り、比田勝港に停泊。朝鮮通信使の仮泊地西浜を散策。


万関の瀬戸


対馬上島北西部
 
6月27日(火) 世界遺産沖ノ島を一周。島頂には雲がかかり全貌は見えず。壱岐勝本港に停泊。夕食はイカ刺し刺身定食。

比田勝西泊
世界遺産『沖ノ島』

勝本港:イカ釣り船の出港した後

6月28日(水) 玄界灘を東航し、博多湾小戸ヨットハーバーに停泊。


壱岐北端のマンモス岩
 

  第3レグは博多から大阪までの6日間。
7月02日(日) 博多入り。
博多駅前に置かれた山笠


福岡「くらり庵」のもつ煮:非常に美味
 


7月03日(月) 05時博多を出港。朝鮮通信使が寄港した下関港の岸壁に係留。台風第3号が翌日の昼に九州北部を通過するとのことで、避泊のために、急遽、新門司マリーナに移動。レンタカーで下関港の朝鮮通信使上陸之地を視察。



新門司マリーナ



下関港朝鮮通信使上陸地の碑
火の山公園から関門海峡を望む
 
7月04日(火) 新門司マリーナで台風の通過を待つ。昼食に鍋。

7月05日(水) 上関港室津港に停泊。上関町郷土史学習館、図書館、朝鮮通信使の上陸地や宿泊地跡を視察。温泉鳩子の湯に浸かる。
 
上関室津港にて



上関図書館の緞帳:手訪船通信使船停泊図
7月06日(木) 大畠瀬戸を通過。広島湾安芸灘の霧の中の浮かぶ幻想的な島々を見つつ、下蒲刈港丸谷港に。下蒲刈での接待は、朝鮮通信使に『蒲刈御馳走一番』と言わせたほど。来島海峡を通過し今治海の駅に停泊。


大畠瀬戸



広島湾に浮かぶ島々


下蒲刈島朝鮮通信上陸地


下鎌苅島丸谷漁港浮桟橋にて
 
7月07日(金) しまなみ諸島の東を北上し鞆の浦へ。鞆の浦の福禅寺対潮楼からの眺望は、朝鮮通信使李邦彦をして『日東第一形勝』と言わしめたほど。備讃瀬戸の本土側を通り牛窓に停泊。朝鮮通信使の宿泊地本蓮寺や牛窓神社を参拝。


 
鞆の浦の灯篭
正面:福禅寺対潮楼
備讃瀬戸大橋通貨
 
備讃瀬戸大橋を望む
 
 
本蓮寺
牛窓神社

7月08日(土) 播磨灘、大阪湾を東航し、大阪に帰港。一か月の航海を終わる。


大阪北興に帰着





 


2017年7月20日木曜日

2017年07月24日(月) 風待ち港~菱垣廻船の航跡をたどる航海


★【風待ち港~菱垣廻船の航跡をたどる航海】

この航海は、大阪港開港150年の記念事業として、また、私が代表を務めている「大阪帆船と国際交流の会」創立20周年記念事業として行われました。この航海を通じて、往時の船頭等が気象海象を読んでいた日和山が今も展望所として整備されているところもあれば、登山道が放置されていたり、木茂り展望が開けていないところもありました。

それほど高くない日和山からの展望はとても素晴らしく空と海を体感できるところなので、全国にある日和山に誰もが気軽に登れるようになればいいなあと思いました。
【朝鮮通信使の足跡をたどる夢航海】は8月1日に掲載します。

☆05月03日(水) 多くの仲間に見送られて大阪港を出港。成ケ島頂上からの眺望が素晴らしい。
出港式典にて

成ヶ島山頂にて
 
 
☆05月04日(木) 湯浅港に停泊。記者が舵を握る。入港歓迎式典行われる。

入港歓迎式典にて


☆05月05日(金) 周参見港に停泊。快適に帆走。
 
和歌山県白埼沖にて
 

和歌山県白浜千畳敷三段壁

☆05月06日(土) 周参見停泊。萬福寺背後の山に登る。自転車で海駅図鑑掲載の和深駅に行く。

萬福寺背後の山から周参見港を望む

恋人岬にて(島両側から波が出会う)

☆05月07日(日) 豪快に帆走。メインセイルのみで9ノット。大島に一時係留し金山に登る。串本に停泊。
大島金山展望台から大島串本を望む
 
☆05月08日(月) 浦上港に一時停泊。日和山と思われる岬の山に登るが樹木で視界が開けず。薪を焚くことがなくなり木を切ることがなくなったためと聞く。勝浦港に停泊。
浦上港に停泊中のサザンクロス
 
勝浦港に停泊中のサザンクロス


☆05月09日(火) 白砂青松の七里御浜、鬼ヶ城の奇岩を見ながらのクルーズ。九鬼港に停泊。日和山に登る。
奇岩鬼ヶ城

 
 
日和山から九鬼港を望む
 
☆05月10日(水) 波高3mの中の航海。須賀利港に停泊。日和山へは道が荒れ登れず。
荒天航海
 

須賀利港にて

 

☆05月11日(木) 渡鹿野港に停泊。布施田水道を通過。渡鹿野港で盛大な歓迎を受ける。
渡鹿野港停泊中のサザンクロス

歓迎会にて
☆05月12日(金) 渡鹿野港の展望台、的矢港の二つの日和山に登る。方位石が残っている。14日(日)まで停泊。
的矢港日和山の方位石
 
的矢港湖日和山からの眺望(牡蛎の養殖筏)


☆05月15日(月) 18時渡鹿野港を出港。ペラに藻が絡み潜って除去。快調に帆走。

☆05月16日(火) 富士山を拝みながらの駿河湾を帆走。妻良港に停泊。日和山に登る。
妻良港に停泊中のサザンクロス

☆05月17日(水) 下田港に停泊。日和山に登る。

☆05月18日(木) 下田港に停泊。金谷旅館千人風呂に浸かる。

☆05月19日(金) 三浦半島三崎港に停泊。

説明を追加
☆05月20日(土) 東京港晴海埠頭に一時入港。入港式典が行われる。夢の島マリーナに停泊。入港歓迎パーティー。
東京湾アクアラインの風の塔
 

東京港を航行中のサザンクロス(こいのぼりを掲揚)
 
☆05月21日(日) 18時出港。ゲイトブリッジの夜景が綺麗。
ゲイト
東京港ゲイトブリッジ
☆05月22日(月) 24日まで真鶴港(私の故郷)に停泊。

☆05月25日(木) 06時真鶴港出港。天候悪く星空は見えず。
伊豆熱川温泉

下田沖にて
 

☆05月26日(金) 18時串本港入港。風呂と夕食の後、21時串本出港。天候悪く星空は見えず。
串本港橋杭岩

☆05月27日(土) 和歌山マリーナシティに停泊。朝方、北風が強く日御碕の通過に苦労する。
日御碕を目前にして
 
和歌山マリーナシティ


☆05月28日(日) 13時大阪北港マリーナに到着。差し入れの冷えたワインで乾杯。780マイルの航海の無事終了を祝う。

2017年4月16日日曜日

2017年04月17日(月) 朝鮮通信使の足跡をたどる夢航海(大阪⇒釜山⇒大阪)

 2014年10月長期航海懇話会が主催する瀬戸内ラリーに参加した。寄港地牛窓港の海遊文化館で朝鮮通信使の足跡を記した一枚の図絵を見た。現ソウルから日光までの陸路海路の旅いつか『サザンクロス』で、釜山から大阪まで、通信使が乗船した船が寄港した港を訪ねて彼らが目にした光景を眺めてみたいと思った。2年前の四国一周、海からのお遍路航海では、弘法大師空海や彼に続くお遍路さん達が眺めたそらうみの風景を見つめた。今年5月の菱垣廻船の航跡をたどる航海では菱垣廻船の船頭達が見つめた風景を見る。時を超えて今も残る日本の風景、人情を先人と共感する。そんな航海に思いを馳せている。
 スケジュールは以下のとおりです。

★ 第1レグ:
●6月08日(木):05時大阪北港マリーナを出港。15時小豆島琴塚岡崎造船入港。
●09日(金):04時琴塚出港、18時香川県仁尾港入港。●10日(土):09時仁尾港出港、14時愛媛県弓削港入港。●11日(日):09時弓削港出港、12時今治港停入港。●12日(月):09時今治港出港、16時山口県周防大島安下庄港入港。●13日(火):18時安下庄港出港、夜航海。●14日(水):16時福岡県宗像大島入港。●16日(金):06時宗像大島港出港、10時博多港入港。

★第2レグ
●6月21日(水):21時博多港出港。夜航海。22日(木):12時対馬市比田勝港入港。●23日(金):04時比田勝港出港、12時釜山港入港。釜山港4泊。●27日(火):04時釜山港出港、12時比田勝港入港。●28日(水)06時比田勝港出港、16時壱岐勝本港入港。●29日(木):06時勝本港出港、14時博多港入港。(状況により韓国入国を中止し対馬諸港に停泊する場合があります。)

★第3レグ
●7月03日(月):06時博多港入港、16時下関港入港。04日(火):05時下関港出港、17時上関港入港。●05日(水):05時上関港出港、16時広島湾五日市港入港。07日(金):06時五日市港出港、10時下蒲刈島入港。●08日(土):06時下蒲刈島出港、鞆の浦入港。●09日(日):09時鞆の浦出港、14時丸亀市本島入港。●10日(月):06時本島出港、11時瀬戸田町牛窓港入港。●11日(火):05時牛窓港出港、18時大阪港入港。

★ 低気圧の接近、その他の事情でスケジュールを変更する場合があります。
★ 問い合わせは、Cメール(090-3617-4455)まで。

2017年04月16日(日) 菱垣廻船の航跡をたどる航海:復航(東京港⇒大阪港)

 菱垣廻船の航跡をたどる航海での東京港から大阪港までの復航はゴングクルーズになります。
航海予定は次のとおりです。問い合わせは、Cメール(090-3617-4455)で。
 ● 5月21日(日):15時に東京港夢の島マリーナを出港、70海里(約130キロ)の航海の後。
 ● 22日(月):06時に神奈川県真鶴港に入港。真鶴にて3泊。
 ● 25日(木):06時に真鶴港出港、210マイル(約400キロ)の航海の後。
 ● 26日(金):18時に串本港に入港。
 ● 27日(土):05時に串本港出港、16時紀に伊由良港に入港。
 ● 28日(日):05時に紀伊由良港出港、15時に大阪港に入港。
★ 低気圧の接近、その他の事情で安全上スケジュールを変更する場合があります。

 



 

2017年04月15日(土) 菱垣廻船の航跡をたどる航海~風待ち港

 ~上方~江戸間の海運、菱垣廻船~ 徳川幕府が開かれ、江戸が大都市として発展してゆくにしたがって、様々な物資が必要となりました。大阪から江戸への物資輸送は急務となり海運業が発達しました。その航路で活躍したのが菱垣廻船です。1624年大阪北浜の泉屋平左衛門が江戸積の廻船問屋を開業、定期運航が始まります。それを皮切りに次々と廻船問屋が開業し、後の菱垣廻船問屋と発展します。荷主の違う小口の生活必需品を一括して一隻の船で運ぶ方式は当時画期的なものでした。その積み荷の主なものは九次品と呼ばれ、現代でも商品取引など経済の指針となる品々です。明治になり問屋組合が解散し、菱垣廻船の歴史は終焉を迎えますが、ランニングコストもよい弁財型の和船は明治中頃まで建造され続け日本の海の主役でした。
 この菱垣廻船の航跡をたどる航海を5月3日(日)から始めます。寄港地、風待ち港ではそこに残る日和山に登りたい。当時の船乗りが次の航海の始まりを決断するために眺めた空、海を眺めたい。*風待ち港~菱垣廻船の航跡ホームページは、https://heiseihigaki.wixsite.com/higakiです。
 航海予定及び行事予定は次のとおりです。
◎5月03日(水祝)10時出港式(大阪港赤れんが前倉庫広場)
●5月03日:出港式後、出港し、淡路島由良港へ●04日:有田湯浅港へ●05日:周参見港へ●07日(日):串本大島港へ●08日:那智勝浦町浦上港へ●09日:尾鷲市九鬼港へ●10日:尾鷲市須賀利港へ●11日:的矢湾磯部町渡鹿野港●15日渡鹿野港出港、南伊豆町伊豆妻良港へ●16日伊豆妻良港入港●18日:下田港へ●19日:三浦半島三崎港へ●20日:東京港へ。13時晴海H-2着岸、入港式後、夢の島マリーナに移動。
◎20日(土)14時入港式(東京港海洋教育機構/晴海H-2桟橋)です。
★なお、低気圧の接近、その他の事情で安全上スケジュールを変更する場合があります。問い合わせはCメール(090-3617-4455)で。

2016年12月31日土曜日

2017年01月01日(日):サザンクロスの夢航海2017

2017年01月01日(日) : 明けましておめでとうございます。
 一昨年は四国一周、昨年は九州一周。
 本年は東西の振り子航海を計画しています。第1レグは大阪⇒志摩(5月上旬)。第2レグは志摩⇒東京⇒神奈川真鶴(5月中旬)。第3レグは真鶴⇒大阪(5月下旬)。第4レグは大阪⇒博多(6月上旬)。第5レグは博多⇒釜山⇒博多(6月中下旬)。第6レグは博多⇒大阪(7月上旬)。第1から第3レグは菱垣廻船の風待ち港をたどる航海に、第4レグは北前船の汐待港をたどる航海に、第5から第6レグは朝鮮通信使の航跡をたどる航海です。第5レグは未体験の航路でしかも外国航海で出入国手続きが必要になります。寄港地では、史跡の探索を楽しみにしています(居酒屋さんも)。3月中に、寄港地や航海スケジュールを掲載します。
 一方、8mセーリングヨット『北斗』(型式リベッチオ)です。神奈川真鶴ヨットハーバーをベースポートにして、真鶴岬のアフタヌーンクルーズや初島への日帰りクルーズ、伊豆大島、三浦半島への一泊クルーズを楽しんでいます。今夏は、西伊豆の諸港や2012年夏にサザンクロスで訪れた式根島を再訪してみたいと考えています。
 問い合わせは、090-3617-4455。Cメールで。