2017年4月16日日曜日

2017年04月15日(土) 菱垣廻船の航跡をたどる航海~風待ち港

 ~上方~江戸間の海運、菱垣廻船~ 徳川幕府が開かれ、江戸が大都市として発展してゆくにしたがって、様々な物資が必要となりました。大阪から江戸への物資輸送は急務となり海運業が発達しました。その航路で活躍したのが菱垣廻船です。1624年大阪北浜の泉屋平左衛門が江戸積の廻船問屋を開業、定期運航が始まります。それを皮切りに次々と廻船問屋が開業し、後の菱垣廻船問屋と発展します。荷主の違う小口の生活必需品を一括して一隻の船で運ぶ方式は当時画期的なものでした。その積み荷の主なものは九次品と呼ばれ、現代でも商品取引など経済の指針となる品々です。明治になり問屋組合が解散し、菱垣廻船の歴史は終焉を迎えますが、ランニングコストもよい弁財型の和船は明治中頃まで建造され続け日本の海の主役でした。
 この菱垣廻船の航跡をたどる航海を5月3日(日)から始めます。寄港地、風待ち港ではそこに残る日和山に登りたい。当時の船乗りが次の航海の始まりを決断するために眺めた空、海を眺めたい。*風待ち港~菱垣廻船の航跡ホームページは、https://heiseihigaki.wixsite.com/higakiです。
 航海予定及び行事予定は次のとおりです。
◎5月03日(水祝)10時出港式(大阪港赤れんが前倉庫広場)
●5月03日:出港式後、出港し、淡路島由良港へ●04日:有田湯浅港へ●05日:周参見港へ●07日(日):串本大島港へ●08日:那智勝浦町浦上港へ●09日:尾鷲市九鬼港へ●10日:尾鷲市須賀利港へ●11日:的矢湾磯部町渡鹿野港●15日渡鹿野港出港、南伊豆町伊豆妻良港へ●16日伊豆妻良港入港●18日:下田港へ●19日:三浦半島三崎港へ●20日:東京港へ。13時晴海H-2着岸、入港式後、夢の島マリーナに移動。
◎20日(土)14時入港式(東京港海洋教育機構/晴海H-2桟橋)です。
★なお、低気圧の接近、その他の事情で安全上スケジュールを変更する場合があります。問い合わせはCメール(090-3617-4455)で。

1 件のコメント:

  1. 順調に航海されているようですね。この航海の記事が5月3日には毎日新聞で、16日には朝日新聞で紹介されました。世間一般に知られることは大事なことですね。
    今後とも安航(UW)をお祈りします。

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