2021年12月8日水曜日

下り酒再現樽廻船プロジェクト航海 2021年12月08日(水)

●2021年11月23日(火) 08時神戸須磨ヨットハーバーにて出港式が行われる。快晴。満船飾、国旗、サザンクロス旗を掲揚。08時30分離桟し、神戸港中突堤に向かう。09時30分着岸。10時出発式開始。『「伊丹諸白」と「灘の生一本」下り酒が生んだ銘醸酒 伊丹と灘五郷』の横断幕を両舷に展張。菰樽5樽を積み込み、船首デッキに固縛。11時多数の方々の見送りを受けて離岸する。
神戸港内を航行中に菰樽4樽を船内キャビンに、菰樽1樽をコクピットに移す。防波堤を出ると明石海峡を吹き抜ける風波により船体の動揺が激しく、コクピットに固縛した菰樽が転がり、キャビン内に移すべく、14時30分津名港に入港する。風呂は「津名ハイツ」、夕食は「くいもんやたくみ」。20M、3時間30分の航海。 ●2021年11月24日(水) 03時津名港を出港。西寄りの風波を受けて快走。夜明けは紀伊水道。日御碕、市江崎を通過。14時すさみ港に入港。「ビラすさみ」前の岸壁にちょうど一隻分のスペースが工事船の横に空いていたので係留。漁協すさみ給油所から軽油を購入。風呂は「サンセットすさみ」、夕食は居酒屋「しのぶ」。65M、11時間の航海。
●2021年11月25日(木) 08時工事船の作業開始と同時に離岸。西からの風波は続く。潮岬、大島を通過。熊野灘を北上。紀伊半島に夕日が沈む。大王岬沖では、伊勢湾を入出する船舶多数、また、東から大王岬を目指し南下する船舶もあり、それらを避けながらの夜航海には神経を使う。
●2021年11月26日(金) 追い風のため風はそれほど強く感じないが、遠州灘の波は高い。明け方、御前崎を通過。富士山を遠望する。神子元島の南を回って西航する船舶の進路を避けるため南寄りに針路を取る。神子元島に近づくと水深が浅くなり波が高くなる。相模湾に入ると風波が収まる。16時真鶴港に入港。ベイマリーナ管理の浮桟橋に係留。熊本市蔵商店から軽油を購入。真鶴は私の故郷。240M、32時間の航海。
●2021年11月27日(土) 03時離桟。相模湾を東に向かう。風波は静か。富士山に雲はない。剣崎、観音埼を経て、東京湾に入る。北の風が強まる。横浜港に接近し波にたたかれないように岸に沿って北上する。12時に夢の島マリーナに入港。65M、9時間の航海。
●2021年11月28日(日) 10時菰樽5樽を船首デッキに出し固縛。横断幕も展開。満船飾。11時30分、夢の島マリーナを離桟。東京港を航行。ゲートブリッジ、レインボウブリッジを通過し、13時15分ウォーターズ竹芝浮桟橋に着桟。多数の方々の出迎えを受け、神戸港から運んできた菰樽5樽を陸揚げし、無事に樽廻船の勤めを果たす。10M、1時間45分の航海。延べ6日間、400M、57時間15分の航海でした。

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