ここで、サザンクロスについて・・・

●「サザンクロス」ってどんなヨット？
◎サザンクロスは、平成元年にオーストラリアで建造され、ブリスベン大阪レース（艇名「ワールドペルセウス」）や香港大阪レース（艇名「希望」）といった外洋レースに参加したヨットです。◎平成２０年１２月に入手し、「サザンクロス」と命名しました。◎大きさは、総トンが８．５トン、長さが１１．９８ｍ、幅が４．０１ｍ、深さが１．４５ｍです。◎特徴は、舵がトランサムに付いているアウトラダーであること、固定のキールではなくセンターボードで、油圧で上下に移動でき喫水が１ｍ８０ｃｍになることなどです。◎去年１月から６月までの間に大阪のボートヤードで２度、今年１月からは小豆島琴塚の造船所で船体補修や装備品の整備を行っています。◎ホームポートは大阪市此花区常吉の大阪北港ヨットハーバーです。
●「サザンクロス」の所有者のプロフィールは？
◎寅年生まれの６０歳です。◎去年３月にリタイアし、現在は無職です。◎３６歳の寅年には自転車で西国３３ヶ寺を、４８歳の寅年には同じく自転車で四国８８ヶ寺を巡拝しました。◎趣味は、ヨットのほか、バイクでの旅です。
●「サザンクロス」と命名した訳は？
◎日本語で南十字座。最も小さい星座です。◎天の南極から３０度の位置にあるため、北緯３０度以南でないと見られません。南緯３０度以南では一年中水平線の上にあります。オーストラリアのシドニー（南緯３４度）ではいつの季節でも見ることができることになります。◎サザンクロスの輝く海を航海するという長年の夢を叶えたいとの想いで、「サザンクロス」と命名しました。
●「サザンクロス」の今までの航海は？
◎通常は、大阪湾や播磨灘、紀伊水道で、日帰りか１、２泊のクルーズをしています。◎長期クルーズは３度で、次のとおりです。①平成２１年４月：大阪⇔下関の瀬戸内海クルーズ。
・寄港地は、往復とも、高松、尾道、松山、国東半島の北にある姫島です。
②平成２１年７月～８月：大阪⇔江ノ島の黒潮クルーズ。
・往路の寄港地は、和歌の浦、白浜、三重県五ヶ所湾志摩、江ノ島。志摩から江ノ島はパールレースに参加しました。
・復路の寄港地は、静岡県伊東、神奈川県真鶴、三重県志摩、三木、和歌山県周参見、和歌の浦です。
③平成２１年１０月～１２月：大阪⇔沖永良部島の奄美クルーズ。
・往路の寄港地は、日和佐、室戸室津、土佐清水、屋久島、トカラ列島口之島、トカラ列島宝島、奄美大島名瀬大熊、古仁屋、沖永良部島。
・復路の寄港地は、徳之島亀徳、奄美大島古仁屋、名瀬大熊、口之島、宮崎県油津、大分県別府、山口県祝島、愛媛県丸亀、岡山県北木島、姫路木場です。
◎それぞれの港でたくさんの人たちに出会いお世話になりました。ありがとうございました。また、お会いしたく思っております。
●今度の南太平洋クルーズのスケジュールは？
◎平成２２年４月に日本を出港し、日付変更線を通過し、５月下旬か６月上旬にハワイに到着する予定です。◎次いで、赤道を通過し、タヒチ、フィージー、ニューカレドニアなどの南太平洋の島々を巡ります。◎その後、オーストラリアに渡り、ブリスベン、シドニーを経て、１０月頃メルボルンに到着する予定です。◎帰路は、ニューギニア、グアム、小笠原などを経て、来年５月頃に帰国する予定です。◎パートナーは同年齢で、学校は違いますがかつて航海訓練所所属の大成丸と北斗丸で一緒に訓練を受けたことがあります。