2023年6月3日土曜日

2023年06月03日(土)海わたる風~咸臨丸2023:小笠原航海

🔴咸臨丸は、1857年09月22日、オランダから長崎港に到着しました。徳川幕府に引き渡されて、五島列島、対馬などの九州周辺を航海し、1860年01月17日に品川に廻航されました。 🔴1860年02月10日、浦賀港をサンフランシスコに向けて出港し、同年03月18日サンフランシスコに入港、05月09日サンフランシスコを出港し、ホノルルに寄港し、06月23日、浦賀港に帰港しました。 🔴1862年01月02日、小笠原向け品川を出港し、同月18日小笠原父島に入港、04月07日父島を出港し、04月14日下田港に入港しました。 🔴1868年10月04日、回天丸に曳航され品川を出港するも、荒天のため下田港に入港、10月15日、蟠竜丸に曳航され下田港を出港するもまたしても荒天のため清水港に入港。11月02日、新政府軍下に。 🔴1871年(明治4年)10月07日寒風沢港向け品川を出港(エンジン不装備)。10月17日寒風沢港入港。10月25日寒風沢港出港。10月30日函館港寄港、11月02日函館港出港、木古内釜谷村更木岬沖で座礁、11月07日水没。栄光と波乱の14年の生涯を閉じる。 🔵咸臨丸の航跡を辿る航海を2021年から始めました。 🔵2021年は、九州周辺、瀬戸内海の航海を計画しました。07月09日大阪港出港、塩飽本島、上関港、平戸港、長崎港を経て、対馬厳原港、五島列島宇久島平港、天草三角港、牛深港に帰港し、08月03日指宿港に入港しました。 🔵2022年は、小笠原諸島、駿河湾・相模湾・東京湾から終焉の地更木岬までの航海を計画しました。04月29日、小笠原を目指し、大阪港を出港しましたが、荒天のため、小笠原行きを断念し、清水港、浦賀港、東京港、寒風沢港、函館港を経て、06月26日木古内漁港(釜谷地区)に入港し、更木岬を訪ね咸臨丸生涯を偲びました。 ●2023年は、昨年断念した小笠原の航海を計画しました。(サンフランシスコ向け航海は諸般の事情で断念しました。)この航海が『海わたる風~咸臨丸』の最後の航海になります。スケジュールは以下のとおりです。 ●06月18日(日)徳島港出港、すさみ港入港。19日すさみ港出港。20日八丈島八重根港入港。23日八重根港出港。25日父島二見港入港。26日二見港出港、母島沖港入港。29日沖港出港、二見港入港。7月03日二見港出港。06日八丈島八重根港入港。08日八重根港出港。09日御蔵島、三宅島、神津島経由で下田港入港。11日下田港出港。13日すさみ港出港、徳島港入港。往路復路とも八丈島を経由します。長距離の航海を避けるためです。 ●次回更新は徳島帰港後の07月15日の予定です。