2023年7月15日土曜日

2023年07月15日(土)海わたる風~咸臨丸2023:⑤八丈島⇒大阪

●07月02日1200神湊港を出港しました。八丈島よ!さようなら!
夕刻、御蔵島の西方を通過。 ●07月03日明け方御前崎に接近しました。深い霧です。視程100m。レーダーが頼りの航海になりましたが、日が高くなると次第に晴れて来ました。黒潮を避けて遠州灘の沿岸に沿ったコースを選択しましたが、黒潮は沿岸に沿って流れており船足は伸びません。夕刻、ようやく志摩半島に到達しました。夕日がきれいです。
●07月04日明け方、月は西に日は東に。です。
1000串本港に到着。
スターンチューブからの漏水があり浜寺ボートに05日10時に到着させるため、串本港にて時間調整することにしました。『珊瑚の湯』に浸かり、昼食は鰹茶漬け、夕食は寿司と決めていましたが、生憎、鰹茶漬店は改装閉店。中華料理に変え、食べ過ぎ飲みすぎたため夕食はパスして、1730串本港を出港しました。 ●07月05日0500写真は朝焼けの和歌山マリーナシティーです。
1000定刻に浜寺ボートに着桟しました。18日間、航海距離1500マイル航海時間220時間の航海でした。
●2021年の九州航海、2022年の北海道木古内航海、2023年の小笠原航海。3年かけて咸臨丸の寄港地を巡る航海が終わりました。 🔵『サザンクロス』の次の航海は10月29日神戸港モザイクにある高浜岸壁で酒樽を積み込み11月5日東京港竹芝浮桟橋で陸揚げする『歴史海道下り酒~樽廻船』の航海です。 🔵番外として、『北斗』で頼朝航海を8月26日(神奈川県真鶴港⇒千葉県保田港)に行います。今年で5年目になります。

2023年07月15日(土)海わたる風~咸臨丸2023:④八丈島

●06月29日1600八丈島神湊港に入港着岸しました。『みはらしの湯』に浸かり、夕食は『通(みち)』にて島寿司を肴に乾杯。西風が収まるのが7月2日の昼の予報、そのためそれまで八丈島を楽しみます。
●06月30日神湊港を見下ろすレストラン『LL』をマップで見つけました。0700オープンでモーニングあり。写真の中央にサザンクロスのマストが見えますか?
午前は艇内の片づけ。午後は『ポットホール』見学。『みはらしの湯』。夕食は『瑚庵』にて島食。
●07月01日0700『LL』にてモーニング。午前は『唐滝』、『硫黄沼(硫黄で沼面が青い)』に登り、『黄八丈めゆ工房』『八丈民芸やました』を見学。
午後は昼寝の後に『みはらしの湯』。夕食は『SAJI』で金目鯛のカルパッチョなど。ジョッキがギンギンに冷えていて生ビールがシャーベット風に。うまい。 ●07月02日0700今日も『LL』でモーニング。ランチも。沖合には白波が残っているが、午後には風は弱まる予報です。

2023年7月13日木曜日

2023年07月13日(木)海わたる風~咸臨丸2023:③母島⇒八丈島

●06月26日0415母島沖港を出港し、0830父島二見港に入港しました。大神山神社を参拝し、大神山パノラマ展望台に登りました。昼食後、給油。二見港背後の山・電信山に登り、小笠原丸の出港を見送りました。右下にサザンクロスが係留しているのがわかりますか?
電信山から長崎展望台に向かいました。長崎展望台からは兄島海峡が望めます。海の色が美しい。携帯写真ではその色が出ないのが残念です。
小笠原丸の係留していた桟橋付近の公園に行きました。そこには、母島の『明日へ』と対になった『舟出』のモニュメントがあります。
夕食は、サザンクロスで餃子を焼きました。10年前のフライパンに餃子がこびりつきました。 ●06月27日0500山田さんの見送りを受けて出港。八丈島到着後、西風が強くなりそうなので東側の神湊港に向かうことにしました。真っ直ぐに八丈島に向かうコースを取ったので、孀婦岩は確認できません。ひたすら風と波と太陽を見続けての航海。ではなく、海鳥の訪問がありました。一晩中、バウパルピットにつかまっていました。
●06月29日1600赤間さんの出迎えを受けて八丈島神湊港に入港しました。59時間の航海でした。

2023年07月13日(木)海わたる風~咸臨丸2023:②母島

●06月23日1200母島沖港入港着岸。母島での交通手段として50ccのバイクを24時間借りました。まずは昼食に無人販売店『BOOTERS』で島寿司を購入。島寿司は、いろいろな魚を出汁に漬け、山葵でなく辛子が付いた寿司。ガジュ下で食べました。『ガジュ下』は、サザンクロスを係留した岸壁の奥の砂浜・前浜にある大きなガジュマルの下のこと。ベンチがあり、島の奥方が子供が泳ぐのを見守りながら寛いでいます。奥方でけでなくサザンクロスの乗員も寛ぎました。写真では、桟橋の背後こんもりした木です。また写真の右端に黄色い浮ボードが見えます。このボードの上で子供たちと遊びました。
午後、バイクを走らせて、東京都道の南端まで行きました。そこから徒歩で1時間。樹海の道を歩き、小富士に登りました。海の色が凄い。絶景‼ボインブルー。歩いた値打ちがある‼。
夕食はサザンクロスでバーべキュー。発泡酒でも最高です。 ●06月24日0630出発。バイクで母島の北端の北港(きたこう)を目指します。尾根と谷を越えて行きます。木々の緑が深い。風が涼しい。北港は戦前鰹節、クサヤの製造で栄えていた町でしたが今は都道があるだけ。隣の東港も民家はなければ倉庫もない。漁船が一隻、引き上げられてあるだけ。町は沖港付近のみ。 沖港に戻り、返還祭の準備が進められている脇浜を抜けて、鮫ケ崎に登る。父島にある父と娘とカヌーとカツオドリの像・『舟出』と一対の母と息子と櫂と亀の像『明日へ』が建つ。写真で、ははじま丸係留している岸壁の向こうにサザンクロスのマストがみえますか?
返還祭が行われることは母島に入港するまで知りませんでした。しかも、コロナで3年間開かれておらず4年ぶりとのこと。村中が盛り上がっています。夕食はビールも日本酒も肴も屋台で購入することに。前浜の海は昨日は子供達の声で賑わっていたのですが今日は静かです。夜のお祭りに備えて昼寝でもしているのか。その理由が18時からの前夜祭で分かりました。園児から中学生までの女子はステージでフラダンスを披露し、男子は小笠原太鼓を叩くのです。皆、凛々しい。写真は中学生のフラダンスです。
●06月25日、今朝父島向け出港する計画でしたが、今日の返還祭を見てからに変更しました。朝の散歩で前浜の背後にある小剣先山に登りました。急坂ですが20分もあれば登れます。前浜の桟橋の向こうにサザンクロスが見えますか?
『ガジュ下』で島寿司を食べて昼寝をして。夜はまたビールと日本酒と肴に焼き鳥、・・・・・。北国の春の歌詞を母島風にアレンジした歌「南を望めば・・・」での盆踊り。
サザンクロスもイルミネーションを点けてお祭り帰りの人々に楽しんでいただきました。

2023年07月13日(木)海わたる風~咸臨丸2023:①徳島⇒母島

*カメラを母島小剣先山で無くしたため携帯電話の写真を使用したため映像が不鮮明のものがあります。 ●06月17日(土)1300徳島ケンチョピア集合。燃料である軽油の積み込み、食料の買い出しの2班に分かれて出港の準備を行いました。1600徳島駅前の天然温泉『びさんの湯』に浸かり、『魚家』で前夜祭、『サザンクロス』で二次会。 ●06月18日(日)0500高見さん、桜井さんに見送られて、八丈島八重根港向けケンチョピア離桟しました。
1500潮岬を通過しました。
●06月19日(月)ゼロヨン(00時から04時まで)当直では星空。0600イルカの伴走がありました。イルカは好奇心が旺盛です。
1230八丈島をランドフォール。1700赤間さんの出迎えで八重根港に入港着岸。
早速、お借りした乗用車で『みはらしの湯』に浸かり、帰路、お刺身を購入しての夕食。 ●06月20日0530八重根港を出港。北東の風25ノットで快走。1030青ヶ島を通過。
1500ベヨネース列岩を通過。
1830須美寿島を通過。
●06月21日(火)0300鳥島を通過。
0800孀婦岩を通過。前回は2011年5月。
●06月22日1100父島二見港入港着岸。
午後、小笠原が日本領土であることを示すために建てられた小川原新治(にいはる)の碑と近くの小笠原神社を参拝。今回の航海の大きな目的である咸臨丸の乗員西村倍太郎の墓をお参りしました。12年前のお礼に『海神』の山田和子さんを訪問しました。お元気でした。 ●06月23日0630二見港出港。1200ははじま丸よりも一足早早く母島沖港に入港着岸しました。ようやく着きました。目的達成です。