【朝鮮通信使の足跡をたどる夢航海】
風待ち港の航海を終えた10日後の6月8日、対馬から大阪までの朝鮮通信使の足跡をたどる航海に出ました。サザンクロスが訪れた朝鮮通信使が寄港した港は、長崎県対馬比田勝港、厳原港、壱岐勝本港、福岡県相島、地ノ島、下関港、上関港、下蒲刈島、鞆の浦港、牛窓港の10港です。
★ 第1レグは、大阪から博多までの8日間。
6月08日(木) 07時大阪北港出港。サザンクロスの補修を常にお願いしている小豆島琴塚岡崎造船に停泊。
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明石海峡大橋を通過し播磨灘へ |
6月09日(金) 備讃瀬戸大橋の東側で備讃瀬戸東航路を横断。備讃瀬戸南航路の南側を西進。仁尾リーナに停泊。深夜、一昨年のお遍路航海の途上に出会い仁尾マリーナに係留しているヨット『RIKI』の姉弟と再会。
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備讃瀬戸大橋を通過 |
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仁尾マリーナにて:『RIKI』と『サザンクロス』 |
6月10日(土) 備後灘を西航。海の駅弓削に停泊。『RIKI』姉弟と鍋を囲む。
6月11日(日) 03時出港。因島大橋を通過し、本土に沿って西航。女猫の瀬戸、音戸の瀬戸を通過し、安芸宮島マリーナに停泊。弥山に登り、厳島神社を参拝。
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音戸の瀬戸に接近 |
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厳島神社の大鳥居 |
6月12日(月) 広島湾を南下し、諸島水道を通過、周防大島安下庄に停泊。先輩や同級生に会う。居酒屋『政』で夕食。
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諸島水道:左が都和地島、中央が諸島、右が情島 |
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周防大島白木:平郡水道の見張り場 |
6月13日(火) 上関海峡を通過。周防灘を西航。関門の潮流が激しく、旧門司漁港に避泊。
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周防大島白木:平郡水道の見張り場 |
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関門海峡大橋の夜景 |
6月14日(水) 若松沖の白洲を迂回。地ノ島を覗いて筑前大島に停泊。沖ノ島遥拝所にて沖ノ島を遠望。世界遺産宗像中津宮を参拝。
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地ノ島にて:絵が防波堤に描かれれていた |
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筑前大島宗像中津宮 |
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筑前渡島沖ノ島遥拝所:ここから沖ノ島を遠望した |
6月15日(木) 相島を覗き博多湾小戸ヨットハーバーに停泊。
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博多小戸ヨットハーバーにて
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昼食は、小戸YH近くの「井出ちゃんぽん」
のちゃんぽん麺 |
★ 第2レグは博多から対馬を一回りして博多に戻る7日間。
6月21日(水) 午後、博多入り。市内観光。
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博多櫛田神社 |
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博多町家ふるさと館にて:博多織の実演 |
6月22日(木) 06時博多を出港。玄界灘を西航。壱岐郷ノ浦浮桟橋に停泊。天照大神の妹をお祀りする月読神社、女嶽神社、男嶽神社を参拝。猿岩、左京鼻、はらほげ地蔵も。夕食はウニ丼。
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猿岩 |
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月読神社 |
6月23日(金) 対馬厳原に停泊。朝鮮通信使の宿泊地国分寺、宗家の居城桟原城跡を訪ねる。
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厳原港にて |
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国分寺 |
6月24日(土) 対馬下島南西端豆酘(つつ)岬を回り、対馬西岸を北上し、浅茅(あそう)湾の美津島漁協桟橋に停泊。
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美津島漁協浮桟橋:静穏な泊地 |
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石屋根の倉庫:強風対策 |
6月25日(日) レンタカーで対馬上島をドライブ。
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浅茅湾 |
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対馬北島北端の釜山を望む展望台:韓国からの観光客大変多し |
6月26日(月) 対馬を上島と下島に分けた万関瀬戸(戦前旧海軍が掘削した最小幅40mの水道)を往復し、対馬西岸を北上。対馬上島北西端棹尾岬を回り、比田勝港に停泊。朝鮮通信使の仮泊地西浜を散策。
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万関の瀬戸 |
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対馬上島北西部
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6月27日(火) 世界遺産沖ノ島を一周。島頂には雲がかかり全貌は見えず。壱岐勝本港に停泊。夕食はイカ刺し刺身定食。
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比田勝西泊 |
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世界遺産『沖ノ島』 |
6月28日(水) 玄界灘を東航し、博多湾小戸ヨットハーバーに停泊。
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壱岐北端のマンモス岩 |
★ 第3レグは博多から大阪までの6日間。
7月02日(日) 博多入り。
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博多駅前に置かれた山笠 |
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福岡「くらり庵」のもつ煮:非常に美味 |
7月03日(月) 05時博多を出港。朝鮮通信使が寄港した下関港の岸壁に係留。台風第3号が翌日の昼に九州北部を通過するとのことで、避泊のために、急遽、新門司マリーナに移動。レンタカーで下関港の朝鮮通信使上陸之地を視察。
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新門司マリーナ |
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下関港朝鮮通信使上陸地の碑 |
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火の山公園から関門海峡を望む |
7月04日(火) 新門司マリーナで台風の通過を待つ。昼食に鍋。
7月05日(水) 上関港室津港に停泊。上関町郷土史学習館、図書館、朝鮮通信使の上陸地や宿泊地跡を視察。温泉鳩子の湯に浸かる。
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上関室津港にて |
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上関図書館の緞帳:手訪船通信使船停泊図 |
7月06日(木) 大畠瀬戸を通過。広島湾安芸灘の霧の中の浮かぶ幻想的な島々を見つつ、下蒲刈港丸谷港に。下蒲刈での接待は、朝鮮通信使に『蒲刈御馳走一番』と言わせたほど。来島海峡を通過し今治海の駅に停泊。
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大畠瀬戸 |
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広島湾に浮かぶ島々 |
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下蒲刈島朝鮮通信上陸地 |
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下鎌苅島丸谷漁港浮桟橋にて |
7月07日(金) しまなみ諸島の東を北上し鞆の浦へ。鞆の浦の福禅寺対潮楼からの眺望は、朝鮮通信使李邦彦をして『日東第一形勝』と言わしめたほど。備讃瀬戸の本土側を通り牛窓に停泊。朝鮮通信使の宿泊地本蓮寺や牛窓神社を参拝。
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鞆の浦の灯篭 |
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正面:福禅寺対潮楼 |
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備讃瀬戸大橋通貨 |
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備讃瀬戸大橋を望む |
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本蓮寺 |
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牛窓神社 |
7月08日(土) 播磨灘、大阪湾を東航し、大阪に帰港。一か月の航海を終わる。
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大阪北興に帰着 |
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